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コンセプト&水彩選択理由

title icon コンセプト title icon

水彩画教室では「絵を描いて人生を豊かに彩り謳歌しよう」というコンセプトです。 

人生何も生き甲斐のない趣味のない毎日は面白くなく枯れ果てた生活になったり病気になりやすいものです。生き甲斐のある豊かな人生を歩むには一日一日を楽しいものに自らしたいものです。

貴方は今、毎日が楽しいですか。 目的がない、趣味がない、何もしない毎日なら

「楽しい透明水彩画」をはじめましょう。 誰でもうまく描ける方法を導きます。

きっと有意義で楽しい毎日になっていくことでしょう。  相浦

title icon なぜ透明水彩絵具を選択したのか。 title icon

透明水彩絵具を選択した理由。
私が高校生時代と芸大生のはじめの頃は 最初ポスターカラー(不透明水性絵具)を使用していました。その後、ガッシュ(耐水絵具)を使うようになりました。ガッシュなんて一歩先に進んだような気分でした。それからイラストレーションゼミを専攻して アクリル絵具を使うようになりました。これは水で溶かして乾燥すると耐水性になるという優れた特色を持つものでした。この時は時代の最先端の絵具を使っているようでそれだけでも自分はなんて芸術の先端を走っているのだろうと訳の分からない勘違いな頭になっていました。芸大生時代からアクリル絵具を長い間、使用し続けました。
そして私個人は長年、デザインや美術の経験の中で試行錯誤しながら考えた末、やっと「透明水彩絵具」という画材が一番自分に合う画材とわかりました。自分でも遅かった感も否めませんが、この画材は自由で楽しく自分にこんなに合う画材があったことを知らなかったことが悔やまれるくらいです。

透明水彩絵具を選んだ理由は単純です。
「透明水彩絵の具は色の重ね描きができて色の深みが出やすい。表現の幅が広い。実際に絵を描くときに気軽な感覚で表現しやすい。絵を直感的に描きやすい。従って風景画、静物画等々が気軽に描きやすい。描いた後の絵具の乾燥が早い。(ドライヤーを使用するともっと早く乾燥できる) 何といっても絵具が安い。後始末が早い=筆を水で洗いやすい。絵具を水で簡単に溶かすことができる。服や机に絵具がついてもすぐふき取れる。道具の移動に便利。風景画、静物画等々が気軽に描きやすい。ほかの画材の欠点と比較でき俯瞰できるようになってはじめて透明水彩絵具の長所があまりに多いこと。パソコンでの水彩画もあり、これも面白いと思うが、やはりアナログで手作業をして人間の手で筆で紙の上に創作した透明水彩画には人間しかできない温かみと味があり深い表現ができる。機械では上記のような手法等々は無理な部分がある。」
私がはじめて透明水彩画を描こうとした時、どのように描くのか表現技法がまったくわかりませんでした。恥ずかしい気持ちをひた隠しにし、ゼロからのスタートの気持ちをもって勇気をふるって有名な水彩画家の先生達へ片っ端から手ほどきを受けに出向きました。腕のある水彩画家はどのように透明水彩画を描くのか興味津々でドキドキしました。
私は まず最初に湘南地方と横浜でオーソドックスな手法の福井良祐先生に学びました。福井先生は白い画面に対してゆっくりと少しづつ薄く色をぬり始めました。それは丁寧で誠実な人間性を感じるものでした。お昼は横浜崎陽軒の弁当を先生と御一緒して今後の目標を話したり楽しく透明水彩画を練習することができました。
次はプランタン銀座でお菓子をメインに描く林真理先生に学びました。モチーフは毎回違うケーキをひとりに対して一個づつ林先生が準備して頂きました。その購入して頂いたケーキを見ながらデッサンし着彩していきました。そして描き終えると自分で描いた絵を見ながらコーヒーとケーキを食べました。この透明水彩画の練習は面白いなと強く感心しました。普段のケーキより2倍くらいにすごく美味しかったです。
中国の王軍先生は体を動かし踊っているように描きます。筆が踊っているかのように見えました。それほどリズミカルで楽しく描いていました。自分を信頼しているから自信のある強い筆さばきを感じました。透明水彩画は水彩紙へ水をたっぷり塗りますが王軍先生は机の上にまで水を画用紙の範囲にたっぷりぬります。この手法は誰もやっていないことなのですごく驚きました。そんな中国の水墨画の要素が入った風景の中に空気感を感じる透明水彩画ならではの深く落ち着いた奥行のある表現でした。
長髪の玉神輝美先生はお父様が映画看板を描く仕事をしていて幼いころから大きな看板の絵を描くお父様の姿を見て育ったそうです。ひかりと影を表現したイラストレーションの要素も感じるテクニックを玉神先生から学びました。
一番強い印象が残った先生がいます。女子美術大学の講師であり日本では実力もあり有名な小野月夜先生から学びました。小野月夜先生は実習授業のはじめの30分~40分を当日持ち込んだ生花(色とりどりのバラが多い)をモチーフして自分自ら絵を描いてその描き方ポイントを教え解説しながら筆を動かす、という大胆な筆さばきでありながら本物の腕前を私に見せつけました。小野月夜先生の透明水彩画は色彩も鮮やかで形もしっかりしたデッサンです。下描きの線は描きません。本番一発即筆に透明水彩絵具をつけてバサバサどんどん描き進めていくのです。それはそれはスゴイのひとことです。筆さばきは魔法のように感じた為、「先生の筆さばき魔法の筆みたいですね」って私が言うと先生は「ハハハッ」と笑って「私は絵描きだから。。」とおっしゃいました。そのひとことに自分の頭は「ガーン」となり、「本当にかっこいいな。」と思いました。それは当然のセルフではありますが、なかなかほとんどのプロでも言える言葉ではありません。
本当に素晴らしく本物だなと感動するくらいの実力者でした。

ほかには青木美和先生・高根沢晋也先生・ならざき清春先生・ペン彩画の五十嵐吉彦先生からも学びました。
透明水彩画家9人の先生から学びました。それぞれの先生でその方しか学べないことがありました。共通することは透明水彩画を描いているときは楽しくて幸せなときだったということです。その中で透明水彩画が自分なりに理解することができるようになりました。
それぞれ9人の先生の透明水彩画に対しての考え方を話すと長くなりますので割愛しますが、同じ画材でありながら個人技法手法・表現の多様性・道具とか筆の在り方・使い方がちがいました。具体的には個人個人の先生によってまったく違うことが明確にわかりました。たとえば絵具ひとつとっても あるA先生=絵具はあるメーカーの固形絵具が良いという、B先生=あるメーカーのチューブ入り絵具が良いという。これは全先生が絵具、水彩用紙、筆、付随する道具類すべてにおいてまったく違う品物を指定したり教えていました。
・・・ということは 結論として 先生によって それぞれ全く異なる画材と手法で制作していることがわかり 今度は自分が透明水彩画を描くときは 自分なりの透明水彩画に対しての考え方、技法の違い、表現方法はあってもいいということです。
自分のオリジナリティーは まさに あって当たり前ということがわかりました。
有名な先生達の教室で共に学んだ生徒の声でたびたび耳にしたことがありました。「自分はもういい歳だから デッサンもいくら練習してもたかが知れている。そんなにうまくはなれない。でも上手な絵を描きたい。」とおっしゃられていました。           ずいぶん欲張りな希望をおっしゃるなと思いましたが、気持ちはすごくよくわかりました。「今まで美術とか絵の世界とは全く違う仕事を長年やってきて 水彩画には興味あるが、なかなか上達できない。」 との言葉を何度も聞きました。                  皆さんの言葉をひとつにまとめると「デッサンと着彩をもっとうまくなりたい。そして早く完成したい」・・・という主旨の欲張りな声をたくさん拝聴しました。            このような悩みをいう生徒が予想外に多いのが現状だということが同じ生徒の横のつながりでわかりました。    そう!この点が大きい目標であり、叶えたい目標です。         この希望を叶えられる手法をいままで9人の先生から学び、その後は本当に試行錯誤しながらやっとの思いで私のオリジナル技法を開発してきました。           教室に来た方を優先して今後はオリジナル技法を実践していきたいと思います。                              相浦 裕です。